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君の心に響くかもしれない落書き

【読書】教養としての宗教入門

まずはじめにここ一年ぐらいの間で読んだ中で最高の一冊。
誰に勧めてても素晴らしいと言うであろう名著です。

宗教とは神がどうだとか悟りがどうだとかそんな話しではなく、人々の生活習慣の一種である。
なるほど、宗教への濃度に関わらず文化的背景に従ったただの慣れなのだ。
アメリカ大統領は正式な場に出る際十字を切るが、ただの習慣なのだ。
今後よりダイバーシティが進んでいくといつか二礼二拍手一礼をする者が出てきたら面白い。

宗教にすがることなく歩む人生はいい人生なのだろう。
なぜなら神や仏に救いを求める時は、苦境に満ちて自分ではどうすることもできない状況だから。
神仏の存在を信じるのでなく、自分の支えとなる非合理的な何かを信じたいと思うのだ。

この世のどんな人も神とか救いとか悟りの概念はある程度わかっている。
それでもすがることがないのは何とかかんとか人生を生きれてるからだろう。

少し前まで仕事のことで悩んでた。
引越し先から歩いて数分でこの街で最大のプロテスタントの協会がある。
日曜日のミサに行ってみたいなあと結構考えていたんだけど、
やっぱり足が向かないのは精神状態が落ち着いたんだとポジティブにとらえよう。

僕にとっての拡大解釈した宗教とはなんだろう。
ある人にとってはキリストだったり、はまたまジョンレノンだったりマラドーナだったり。
パッと浮かばないのであれば、きっと己自身なのだろうか。

それともこの先の人生で降り立ってくるのか。