地蔵
前回圧倒的な無敵感を手に無双モードとなったのも今は昔の今昔物語。圧倒的な無力感でただ佇むのみ。4時間の地蔵タイムが過ぎ、クラブを出ると同じクラブにいた白人のツーセットを発見。マインドを整え、いざ勝負。
攻防
Hey, I saw you guys standing right there, I thought you guys are...fucking...Beautiful!
Oh, thank you! Do you wanna have sex?
俺と同じぐらいの女は即座にクソテストで返してきた。どうやらこいつはただのCrazyのようだ。
I don't want it, I just wanna show you a difference and new. You wanna come with me?
I'm not hungry, don't want a drink. You just wanna have sex, right?
なかなか手強いようだ。それでも俺は止まらない。
Do you know the probability that people meet each other in the world? It's extremely low number. it's like a miracle, right?
Yeah, miracle.
You are Australian, I am Japanese. You know, in different time, different place, things would be different. But we are together.
Yeah, yeah, yeah...
幾つもの返事を返してくるものの、心にフックしていない。キーフレーズを繰り返してもこいつからは良い反応が取れない。挙げ句に見るからに童貞のイギリス人カントが話しに参加してきやがった。まじでムカつく。ただネイティブスピーカーというだけでこんな見た目がダサい奴に会話を奪われるとは。俺自身の英語力の低さに情けなくなる。約1時間の会話の末、女達は披露のため帰っていった。最後にCrazyがキスを仕掛けてきたが、俺は俺を安売りはしない。彼女らがタクシーに乗る姿を見て、俺もまた帰路につくのだった。
敗因
俺はピックアップする上でいつも余裕があるように見せかける。女は必死の男よりも余裕を持つ男に惹かれるからだ。だがしかし、この時はどうだっただろう。この女をクローズしたいがために必死感が出てたんじゃないだろうか?拙い英語で必死に話し掛けてくる日本人。こんな奴にどうして人が惹かれるだろうか。魅力ある男を演じるために余裕を演じることが必要なんだ。